桐タンスのリフォーム 時代を感じる立派な桐タンスです。でも、全体に歪みがあって、扉も閉まらなくなっていました。金物も錆びていて、所々無くなっていました。 こちらをマンションのリビングで普段の生活でも使えるように、とのご依頼。 通常、桐タンスの再生となると、洗浄して、削り直して、再塗装してキレイに仕上げるのが一般的だと思いますが、今回は、この年月を重ねてきた感じをそのままに、クリアのオイルを塗って仕上げることにしました。柔らかい桐ですが、オイルを塗ることで、木の呼吸を止めずに、表面が少し強くなり、ある程度の撥水効果も期待できます。 またリビングで圧迫感が出ないように、下段の箱を抜いて高さを低くしています。実は、抜いた下段の箱を再利用してＴＶ台を作る予定でしたが、虫食いによる損傷が激しかったのと、強度的な問題で残念ながら、断念。 金物は酸洗いしてサビを落とし、足りない金物も付け足しました。
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